花器生け花通信2009年1月号
西日本華道連盟福岡支部展 早春に華麗な技競う 2月11日から 13流派が226点 福岡市早良区 第33回西日本華道連盟福岡支部「早春・花にだんだん いけばな展」(同支部、西日本新聞社など主催)が2月11日から16日まで、福岡市早良区の西新エルモール「プラリバ」で開かれる。前期(11‐13日)と後期(14‐16日)に分け、計226点を展示する。 出品流派は池坊、いけばな那能津会、一草流瓶花、小原流、花芸安達流、新池坊、真生流、清徳池坊、成和御流、専正池坊、専心池坊、草月流、龍生派の13流派。子供の部も出品する。入場無料。=2009/01/28付 西日本新聞朝刊=
華道家元・池坊で「初生け式」 華道家元・池坊の「初生け式」が5日、京都市中京区の家元道場などで行われ、全国から参加した7~98歳の門弟計約1300人が今年1年の精進を誓い、真剣な面持ちで新春を祝う花を生けた 同流派の稽古(けいこ)始めとして、室町時代から続く行事。家元道場では、家元の池坊専永さん(75)と、次期家元の由紀さん(43)指導のもと、華やかな振り袖姿の女性らがハサミの音を響かせながら松竹梅やスイセン、ツバキなどの花材を使って創作。 家元も「日日好(ひびこのましい)」と題し、ナンテンや葉ボタン、ネコヤナギなどを用いて初生けを披露した。 振り袖姿で参加した岡山市の中学1年、荒尾彬子さん(13)は「普段は楽しくおけいこしますが、今日はとても緊張しました」と話していた。
ひと足早く春気分-池坊県支部が合同初生け花展 (2009.1.19 奈良新聞) 華道家元池坊県支部・青年部合同初生け花展が18日、奈良市登大路町の奈良商工会議所で開かれた。テーマは「春待つ心はずませて」。スイセンやスイートピーなど早春の花々をあしらった作品が集まり、来場者はひと足早い春の雰囲気を楽しんだ。 同支部(奥村美知子支部長、約150人)は「生け花をもっと身近に」との思いで年に一度、同展を開催。「自然を生かす」との池坊の特徴に加え、親しみやすさを前面に出した作品を展示している。 今年は55人の作品と同支部内の青年部(中川聖子部長)の合同作品を展示。合同作品はチューリップやコデマリなど、かれんな花々をカジュアルな花器に生け、パステルカラーの風船などで演出し、会場の人気を集めた…
池坊展始まる [12:03]2009年 1月15日 華道家元池坊大分支部の支部展が15日から大分市で始まり、華やかな作品が訪れた人たちの目を楽しませています。15日から大分市のiichiko総合文化センターで始まった華道家元池坊の大分支部展には支部員とその生徒の作品100点あまりが展示されています。「立花」と呼ばれる古典的なものは梅や水仙、椿などこの時期の花が使われ季節感あふれる作品に仕上がっています。一方、「自由花」と呼ばれる現代的なものも多く出展されていて彩り鮮やかな作品が訪れた人たちの目を楽しませています。また今回の支部展では池坊が取り組むエコ活動として1万本あまりの使用済みの割り箸を使った作品も展示されています。この展覧会は1月20日まで開催され、17日、18日には幼稚園児や小学生の作品も展示される予定です。
割りばし回収、青年ら作品に 池坊岩手中央支部 池坊岩手中央支部青年部(斉藤洋子部長、62人)は、使用済みの割りばしを使った作品の制作を進めている。11日、盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで開く新年会で展示する。 青年部の役員11人は7日、同ホテルで制作活動。輪ゴムで割りばしを組み合わせ、立体的な作品に仕上げた。同部によると、使用する割りばしの数は1万本近くで、飲食店などから集めた。 作品は高さ約2メートル、横約3メートル、奥行きは約1メートルで金色の紙などで作った太陽を中央に据える。太陽を囲む割りばしの間にナンテンやユリの花、シダレヤナギの枝などを添える。 斉藤部長は「それぞれの先生の下で華道を学ぶ会員が1つの作品に取り組む良い機会。多くの人に見てもらい、リサイクルの啓発になれば」と語った。 作品は11日の展示後に解体。割りばしは京都府の家元へ送り、腐葉土堆肥(たいひ)の材料として活用する。 同青年部が堆肥の材料となる素材を用いて作品制作に取り組むのは3年目で、環境保全活動の一環。華道で使った針金や水のリサイクルも展開している。
假屋崎さんが洋ラン生け花展 美馬・吉田家住宅で始まる 2009/1/29 10:31 華道家でタレントの假屋崎省吾さんによる洋ラン生け花展「うだつをいける」が28日、美馬市脇町のうだつの町並みにある市指定文化財・吉田家住宅で始まった。2月25日まで。 脇町北庄の洋ラン種苗生産・河野メリクロンが提供した洋ラン約350本と、松や梅を組み合わせた独創的な作品が床の間や中庭に並び、訪れた人たちが華やかな美の空間を満喫している。 この日の開幕式では、假屋崎さんや牧田久市長らがテープカット。駆け付けた華道愛好家ら約600人が開幕を祝った。この後、近くの脇町劇場で生け花実演とトークショーもあった。 また、假屋崎さんは市の観光大使を務めることになり、牧田市長から委嘱状が手渡された。 生け花展は午前9時から午後4時半まで。入館料500円。期間中の毎土、日曜は和服で訪れた人先着10人にフラワーアレンジメントを贈る。問い合わせは市商工観光課<電0883(52)2644>。
心癒やす巨大生け花 函館 常住寺に今年もお目見え 函館市青柳町三一の常住寺に高さ二メートル、幅約五メートルの巨大生け花が登場し、檀家(だんか)や市民の目を楽しませている。一九八〇年、寺の庭にあった松の大木の枝が風雪で折れ、鈴木曦寛(ぎかん)住職(67)が折れた枝を使って生け花をしたのが始まり。以来、毎年十二月三十日に約半日かけて生け、三月のお彼岸まで飾っている。「冬のお花見だ」と例年生け花を見に訪れる市民もいるという。 今回は白梅、紅梅、南京梅-と梅を基調に、ボケ、南天、千両など赤色の花や実を付ける木花を生けた。「例年はつぼみの状態で三月を迎えるが、今年は気温が高いせいか、すでに花が咲き始めている」と鈴木住職。 生け花を置いている、玄関正面に位置する和室は、三十年前まで納骨堂の一部だった場所。鈴木住職は「供養のためにと飾り始めた生け花が、最近では生きている人にとっても癒やしになっているよう」と感慨深げに話している。(久留利愛弓)
生け花 紅梅や菜の花も 池坊行橋支部80周年記念展始まる 華道家元の池坊行橋支部創立80周年を記念した生け花展「花・みらいへの贈りもの」が24日、行橋市中央の市民会館で始まった。25日まで。 池坊行橋支部は1928年に創立。支部所属の約40人の教授が10‐50人の弟子を指導している。幼児から80代までの弟子は行橋市のほか、みやこ、苅田両町や北九州市にいる。 展示された生け花は教授や弟子の146作品。季節を先取りし、紅梅や菜の花など春の便りを感じる花もある。 工藤素子支部長は「四季の花々を床の間や玄関に飾ると、安らぎを感じます。生きる喜びを得て、さまざまな苦しみも克服できると思います」と生け花の魅力を語った。=2009/01/25付 西日本新聞朝刊=
中辺路の古木、都心の生け花作品に 和歌山2009.1.10 02:24 和歌山県田辺市中辺路町の梅の古木などを花材に使った生け花作品が13日まで、阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)のショーウインドーに迎春花として展示されている。日本を代表する華道家の一人、嵯峨御流特別最高顧問の辻井博州さん(85)=京都市=が、自然の風雪に耐えた同町の古木に高い芸術性を見いだし実現した。 生け花は、高さ約3メートル、幅約5メートルのショーウインドーに5カ所、「荘厳」「歓喜」「生成」「迎春」「干支(丑)」のテーマで彩られている。花材に利用された梅の古木や立ち枯れた雑木、スギとヒノキの間伐材などは、同町近露地区の住民らでつくるNPO(民間非営利団体)、「NPO古道の里に花と愛」のメンバーが町内の山林で収集した。 古木を花材に使った生け花を通じて地域の活性化に取り組んでいる同NPOが昨年11月、地元で野外生け花展を開催したところ、鑑賞に訪れた辻井さんが「素晴らしい」と高く評価。昭和51年以降携わっている阪急百貨店の生け花の花材に“抜擢(ばつてき)”した。 嵯峨御流華道芸術学院の辻井ミカ副学院長は「自然の中で苔(こけ)むしたり、ねじれたりした古木は、華道家にとって非常に魅力ある花材。熊野古道周辺にはたくさんの宝が眠っています」と話している。
生け花展:熊野の古木を展示--大阪・阪急百貨店うめだ本店 /和歌山 ◇初春 世界遺産・熊野古道沿いの田辺市中辺路町の梅の古木などを使った生け花が、大阪市北区の阪急百貨店うめだ本店コンコースで展示されている。13日まで。 地元・近露地区の「NPO古道の里に花と愛」が、山の古木や立ち枯れた木などを提供。華道家の辻井博州さんが、コンコースの5カ所で生け込んだ。地域おこしの取り組みをPRする狙いだ。 05年から、近露地区を中心に、紀南地方の美しい景観づくりや魅力ある地域づくりを目指し、地域と行政が連携して取り組んできた。 地元で行った生け花作品の展示を辻井さんが見学したことから、今回の企画が始まったという。【最上聡】毎日新聞 2009年1月8日 地方版
心潤う大生け花「生きる」題に、彦根の華道「翠香流」 滋賀県彦根市に本拠を置く華道「翠香(すいこう)流」が、新年を祝う大生け花を、同市の彦根城博物館前に展示している。「生きる」をテーマに、紅白の花やみずみずしさ溢(あふ)れる青竹を組み合わせ、観光客の目を楽しませている。 翠香流家元の竹中翠香さん(70)のアイデア。2009年にちなみ、高さ約3メートルの青竹を9本使った。先端を割いた竹を円すい状に立てかけて、「助け合いや団結の精神を表現した」(竹中さん)。作品中央では、アマリリスとヒラカンサスが新春のさわやかさを醸し出している。展示は15日まで。
「水仙いけ花展」開幕 12流派が120点 福井新聞社 福井県内の華道12流派が越前水仙を使った生け花を一堂に展示する「第25回記念水仙いけ花展」(県華道協会、越前海岸観光協会連合会、福井新聞社主催、げんでんふれあい福井財団協賛)が16日、福井新聞社で始まった。県花の魅力を存分に引き出した約120点が美を競い合っている。19日まで。 会場の福井新聞社風の森ホールやギャラリーなどには、ツバキやサザンカ、葉ボタン、桜など色とりどりの花材とともに水仙を生けた作品が並び、華やいだ雰囲気。各流派が趣向を凝らし、水仙の清楚(そ)な美しさを際立たせている。 25回を記念し、流派を超えて合作した生け花も展示した。日本海を望む山の斜面で、風雪に耐える水仙畑を表現している。 開場式では、県華道協会の大島早泰子会長が「凛(りん)とした雰囲気を備えた越前水仙を県花として誇りに思う」とあいさつ。越前海岸観光協会連合会の山野幹夫会長は「卓越した技で生けられた作品を大勢に見てもらいたい」と述べた。来場者には水仙娘から切り花が配られた。
「伝統と創造」議論 岡山・京都文化フォーラム 岡山と京都の伝統を検証し、新たな文化の創造を探る「岡山・京都文化フォーラム」(山陽新聞社・京都新聞社主催)が12日、岡山市で開かれた。華道家元池坊次期家元の池坊由紀さんの「時代に応じて魅力的なものを」といった話に、訪れた約300人が熱心に耳を傾けた。 パネルディスカッションには池坊さんや陶芸家の隠崎隆一さん、造形美術家の近藤高弘さんが参加。それぞれの分野の魅力と今後について語り合った。 会場では、京都市出身の池坊さんが生け花を実演。「明るい1年になるよう」と赤や黄色で華やかな彩りを演出した。 池坊さんは「時代に応じて魅力的なもの、求められているものを察知し、形を変えていくのは必然」と強調。長崎県出身で岡山県で備前焼を創作する隠崎さんも「伝統にとらわれ過ぎては足踏みしてしまう」と応じた。また京都市出身の近藤さんは「新しいことを生み出すことが伝統になっていく」と持論を述べた。
週末「花の宴」を堪能 北國花展、あすまで 県内外から愛好者 金沢市のめいてつ・エムザ八階催事場で開催中の第三十四回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、県いけ花文化協会協力)は週末の十七日、開場とともに県内外から客が詰めかけた。昨年に比べ広くなった通路も一時は身動きが取れなくなるほど込み合い、来場者は作品の前に人垣をつくって華やかな「花の宴(うたげ)」を堪能した。 週末は毎年来場者の熱気に包まれ、花が一気に開く。出品者や制作参加者は開場前に水の中に氷を落とすなど人いきれによる室温の上昇に備え、最高の花の美を保つ工夫を凝らした。 北陸最高水準の花展を見逃すまいと駆けつけた生け花ファンをはじめ若いカップルや家族連れが続々と訪れ、開場一時間後には五百人を超える鑑賞者が列をつくり、後期出品作百八点を鑑賞した。
池坊専好の立花再び彦根の女性らの華道古典研究会 松、梅、竹などを中心に花や木(ぼく)を生ける室町時代以来の生け花様式「立花(りっか)」。その大成者・2代池坊専好(せんこう)(1570-1658年)の豪華な立花図を花材で再現、現代生け花に生かそうと実習を重ねるグループがある。滋賀県彦根市や犬上、愛知郡で生け花を教える女性ら16人の華道池坊古典立花研究会。「大作だけに苦労も多いが出来上がった時の満足感は最高」と一瓶(いっぱい)一瓶真剣勝負で生けている。 研究会は6年前に生まれ、ひこね市文化プラザで年4回開催。2日がかりで立花図の作品を再現し、2007年秋から年に1回披露も。08年秋は、唐銅(からかね)の花瓶などに生けられた上品で豪華な立花十五瓶(はい)が、品格ある緊張感を醸し出した。 専好の弟子・富春軒の立花図をもとに、苔(こけ)むした梅の幹、白椿(つばき)、水仙、美しく朽ちた洒落木(しゃれぼく)を生けた作品は、白砂を敷き詰めて鉢の中の水が見えない「砂物」。花季の関係で紅梅に替えて赤いボケをあしらった。 生けた藤本きみえさん(60)=彦根市=は「ドリルを使って幹や枝を付けたり大変。でも、普段しない大きさなので、出来上がった時は感動の一語」。華道歴約30年で、古典立花は4年になる。 会員を指導する中村義弘代表=彦根市=は「生け花が生まれた室町時代は、戦乱の一方で書院の文化が生まれるなど今の時代に通じる。あの時代の立花を勉強することは、今の花にも生きてくる」と話す。
池坊ブラジル支部=初生けで心新たに=聖市=鮮やかに新春彩る 「ブラジル生け花の輪を、大輪の花のごとく咲かせたい」――。華道家元池坊華道会ブラジル支部(河村徳子支部長)は九、十両日、『第四十一回新春初生け』を聖市のレストラン新鳥で開催し、河村支部長は今年の抱負をそう宣言した。 九日夜に行われたイナウグラソンには、天皇陛下の従兄弟にあたる多羅間俊彦氏や野村アウレリオ元市議、武田幸子副領事、同支部の関係者など約八十人が駆けつけ、同支部の創立四十一年と新年を祝って乾杯した。 黄金色の壁を背景にして、三十点余りの師範や生徒らの個性溢れる作品が並び、赤、黄、緑と色鮮やかに存在感を放っていた。 河村支部長は、松や美人草をあしらい、日伯の両国旗をイメージして生けたという。この道五十七年というベテランの腕前で、繊細かつ大胆に表現していた。 また、十代の子供らが生けた三点は、クリスマス、正月、カーニバルをイメージ。遊び心溢れる作品は、見る人の目を楽しませていた。 会場で熱心に鑑賞していた一世の女性は、「池坊らしい清楚なところが素晴らしい。初生けを鑑賞して、新年も心を新たにいこうと思いました」。 小川雅子副支部長は、「初生けで恥ずかしくないようにと、一年間頑張っています」と笑顔で話し、「毎年日本から講師を呼んで、ブラジルの生け花普及にますます力を入れていきます」と意気込みを述べていた。
華道や水墨画など、芽吹く春表現上京の御霊神社で合同作品展 華道や水墨画の教室などによる合同作品展が、京都市上京区の御霊神社で開かれている。訪れた人は、春らしさを感じさせる作品に熱心に見入っていた。 華道、水墨画と書、学生による芸術造形、邦楽の4団体が催した作品展。2回目となる今回は、「芽吹く春をめでる」をテーマに開いた。 会場には、ウメやサクラなどを用いた生け花30点、水墨画と書の19点が並ぶ。また、境内には京都精華大の学生によるアート作品6点の展示もあり、参拝者らも興味深そうに眺めていた。 18日まで、無料。18日には午前11時と午後1時半から、邦楽奉納演奏が行われる。
華やかに風雅に 小松で「花・書・茶」展 第二十二回「花・書・茶こまつ」展(北國新聞社主催)は二十三日、小松市の小松大和で始まった。来場者は新春を寿(ことほ)ぐ華やかな生け花作品と流麗な筆遣いの書の鑑賞、茶席での一服を楽しみ、石川に受け継がれてきた伝統文化の奥深さに浸った。 華道家三十二人が着色したハスの葉やトウガラシ、球体などを大胆にあしらった意欲作をそれぞれ出品し、新たな伝統をつくる気概を示した。書道家三十二人は鮮やかな筆致でしたためた作品を並べ、文字や墨、余白の美を伝えた。 九人が参加する茶席では、和服姿の茶道家が香り高い一服で来場者をもてなした。 「花・書・茶こまつ」展は小松地区華道連合会、小松市書道協会、裏千家小松茶道会、表千家小松松晴会、筆正会、江南会、墨游会、石南会の協力で二十七日まで開かれる。入場料、茶席は各三百円。
各国大使ら日本文化に興味津々/鎌倉 外国人に日本の伝統的な正月を体験してもらう催しが十七日、鎌倉大仏で有名な高徳院(鎌倉市長谷)で行われた。各国の大使夫妻や大使夫人らも招かれ、着物の着付けやもちつきの体験のほか、和太鼓の演奏などを楽しんだ。いけばなインターナショナル鎌倉支部の主催。同支部は一九六一年、米海軍横須賀基地の関係者らとの文化交流を目的に発足した。社寺を舞台に、生け花などの日本文化を紹介する活動に取り組んでおり、毎年一月は正月にちなんだ催しを開いている。 今年は、米国やスペイン、バーレーン、モザンビークなどの外国人約八十人を招待。静岡県御殿場市の「富岳太鼓」のメンバーが勇壮な太鼓を披露すると、拍手がわき起こった。 また、実際に着物に袖を通し、日本の美を肌で感じる企画も。着物姿の女性や子供たちが、力を合わせてもちつきに取り組む場面もあった。
心に刻む一期一会 北國花展、前期展は13日まで 金沢 金沢市のめいてつ・エムザ八階催事場で開催中の第三十四回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は連休最終日の十二日、北陸最高水準の生け花を楽しむ人が列をなした。コートを着込んだ鑑賞者の熱気で梅やツバキが次々と開き、来場者は屋外の雪景色をひととき忘れ、花の競演を楽しんだ。 命ある植物を花材とする生け花は、日々表情を変えることから、「一期一会」の美を楽しみに何度も来場するファンも少なくない。 初日は黄色のカラーとツバキの葉の緑が印象的だった作品は、紅ツバキが咲き誇り色彩豊かな春間近を感じさせた。朽ちた白梅の幹から伸びた枝先の花芽がほころんだり、堅いつぼみだった侘助(わびすけ)が満開となった作品もあり、会場は優美な雰囲気に包まれた。 前期は十三日まで。後期は十五日から十八日まで。
世界の首脳がめでた花器 サミット会場から江別へ「里帰り」 【江別】江別で作られ、昨年の北海道洞爺湖サミットの主会場、ザ・ウィンザーホテル洞爺(胆振管内洞爺湖町)などに飾られた花器がセラミックアートセンターで「里帰り展示」されている。 「江別土器の会」(千田幸子代表)が野幌粘土を使い、市内萩ケ岡遺跡などから出土した縄文土器などをモデルに制作した花器。二十七個を提供し、サミット主会場や新千歳空港などで、雪中保存して開花をサミットに合わせた桜が生けられた。 これらの花器は作者の元に引き取られたり、一部は関係者に買い上げられた。展示されているのは千田代表ら三人が制作した四個。首脳たちの目を楽しませた花器は制作時よりも風格を増している。 三十一日まで展示。その後は、サミット関連の歴史的資料として市郷土資料館で保存したいという。(中尾吉清)
武雄古唐津7窯元 東京で3年ぶり初窯展 武雄古唐津協同組合の7窯元による初窯展が東京・池袋の全国伝統的工芸品センターで開かれている。3年ぶりの東京開催。武雄古唐津の認知度を高めて販路拡大を目指し、不況打破に挑んでいる。 刷毛(はけ)目や三島、梅華皮釉(ゆう)、粉引、絵唐津など多様な技法でつくった、茶わんや湯飲み、皿といった食器類や花器など約500点を並べる。武雄市が特産品化しているレモングラスを使った釉薬のポットや、コーヒーのドリッパーのほか、7窯元競作の焼酎杯セット「杯揃」も登場した。 会場では陶板に模様を描く体験コーナーや土、日曜はミニ講座も行う。2月3日まで。また「わん展」と名付けた巡回展を同時開催し、八王子市を皮切りに杉並区、墨田区の焼き物店3カ所で2月8日まで行う。 井上浩一同組合理事長は「武雄にはたくさんの窯元があり、唐津焼の生産地であることを広く知ってもらうきっかけになれば」と話している。
小原流豊橋支部が新年初会 いけばなの小原流豊橋支部(大竹豊慶支部長)の平成21年新年初会が25日、豊橋市白河町のウェステージ豊橋で開かれた。新年初会は、総会、表彰式に続いて行われ、来賓、幹部や会員の約100人が出席した。 大竹支部長は「いよいよ来年は豊橋支部創立30周年を迎え、記念展を2月18日から6日間、豊橋丸栄で開催することとなった。10年に1度の花展を成功させるため、皆さんの協力をお願いします」とあいさつした。続いて佐原光一豊橋市長、山本明彦衆議院議員などが祝辞を述べ、乾杯で懇親会に入った。 席上では幹部の余興としてテーブル対抗いけばな合戦を行い、ロトウザクラを生けた花器に、各テーブル1人ずつバラを生けて見事に仕上げた。福引も行われ、和気あいあいと親ぼくを深めていた。
17日から陶器祭り/観音寺・琴弾八幡宮 全国の有名産地の焼き物を一堂に集めた陶器祭りが、17日から香川県観音寺市八幡町の琴弾八幡宮で開かれる。食器や花瓶などが産地直送ならではのお値打ち価格で店頭に並ぶ。25日まで。入場無料。 陶器商と窯元でつくる陶器市実行委が、1998年から全国各地で開催。同宮では昨年に続いて4回目。 今回は美濃焼(岐阜)、有田焼(佐賀)、信楽焼(滋賀)、萩焼(山口)、瀬戸焼(愛知)など約15万点を展示即売。皿や茶わんなどの日用品をはじめ花器、飾り皿などの陶器を市価の3―5割引で販売する。このほか有田焼(佐賀)の人間国宝・井上万二氏らの作品、万古焼(三重)の花器も用意している。 販売時間は午前9時半―午後5時。問い合わせは同実行委<090(3072)5621>。
新春窯開き展:九想窯・稲葉さん、素朴な焼締陶--嘉麻 /福岡 嘉麻市上山田にある「九想窯」の新春窯開き展が16日から始まる。釉薬(うわぐすり)を使わず窯で約4昼夜焼き込む「焼締(やきしめ)」という方法で製作した作品約200点を展示即売する。25日まで。 窯元の稲葉幸作さん(61)は東京で育ち、25歳から小石原焼の窯元で修業を積んだ。1974年に現在の場所に窯を開き、上山田など筑豊の土を使った焼締陶を作り続けている。 展示する作品はコーヒーカップや花器、つぼなどで、値段は2000円くらいから。稲葉さんは「焼締陶は土の持ち味がそのまま出て、素朴さと力強さがある。自然な味わいを感じてほしい」と話している。 問い合わせは九想窯0948・53・2630。【井上元宏】〔筑豊版〕毎日新聞 2009年1月16日 地方版
個展:日英、異なる作風90点 海南出身・岩本さん、あすから和歌山で /和歌山 海南市下津町出身の陶芸家、岩本幾久子さん(37)の個展「空間とオブジェクト」が16日から、和歌山市小野町3の小野町デパート3階で開かれる。25日まで(21日は休み)。無料。 岩本さんは海南高校で美術部に所属。帝塚山短大で陶芸を始め、95年の「第29回女流陶芸公募展」で最高の文部大臣奨励賞を受賞した。その後イギリスに渡り、ロンドン芸術大、英国王立芸術大学院を卒業した。現在、ロンドンを拠点に活動を続けている。 今回は和歌山市内で開く初の個展。手や指、手のひらを表現したオブジェや花瓶、花器など日本で作った過去の受賞作品、同大学院で視覚障害者らと対話しながら作った突起付きのティーポット、コップ、ミルク入れなど約90点を展示する。岩本さんは「実用的な物の中にオブジェのようなものを取り入れて作ったりした。日本で作った作品とイギリスで作った作品の違いを楽しんで」と話している。午前11時~午後6時。一部販売。【山下貴史】毎日新聞 2009年1月15日 地方版
若手陶芸家の和モダンな陶磁器展 福岡市・今泉にある季離宮(ときりきゅう)内の中離宮2階で、佐賀で活動する陶芸家の作品を集めた展示販売会を開催する。約40坪の会場に、有田焼や唐津焼など伝統的な手法を生かし、斬新なデザインで作るオブジェや花器、食器、アクセサリーなどが約250点そろう。作家は佐賀県、福岡県生まれの30代男女4名。佐賀県・有田の「舞々谷工房」で白磁の食器や花器などを中心に制作する土居悟氏、同じく「舞々谷工房」で絵付けを施した有田焼の作品を多く制作する土居陽子氏、有田焼でオブジェを作る傍らデジタルアートも手がける三浦洋輔氏、親子二代で営む「櫨ノ谷窯」で現代的な唐津焼の作品を発表する吉野敬子氏。開催日時は1/23(金)~28(水)の6日間、11:00~19:00。最終日の1/28(水)は16:00まで。入場無料。福岡では手に入らない作品ばかりなので、要チェック!【九州ウォーカー/濱崎美紀】
意欲作150点 有田陶芸協会作陶展 有田陶芸協会(河口純一会長)の新春恒例の作陶発表展が14日、有田町の有田商工会議所で始まった。会員41人が大物や小品など約150点を出品。白磁、色絵、染付などの技法を駆使した意欲作が並んでいる。15日までで、入場無料。 焼き物ファンや商社に今年初めて新作を披露する場とあって、若手からベテランまでが造形や加飾を工夫した力作を出展している。雪の文様が浮き出るモダンなユリ形の鉢、緊張感を漂わせる白磁の花器などがずらり。地元商社の社長らが早朝から訪れて一点ずつ確認。小ぶりな青磁の花瓶、黄金色のぐいのみなどの逸品が成約済みとなっていた。発表展は新春、有田陶器市、秋と年3回開いており、今回で28回目。
新年飾る華やかな作品/香川いけばな連盟展 華道四流派による「第28回香川いけばな連盟展」が14日、香川県高松市内町の三越高松店新館5階催物会場で始まった。松やナンテン、小さなつぼみを付けた梅などの花材を使った新年を飾る華やかな作品が、早春の息吹を伝えている。19日まで。 同展は流派にとらわれず技と感性を磨き合おうと、香川いけばな連盟が毎年行っている。嵯峨御流、草月流、池坊、一生流の各流派の師範とその社中による作品304点を16日までの前期展、19日までの後期展に分けて展示する。 今回は「真の美」をテーマに、伝統的に生けられた各派の作品のほか、花器や生け方にこだわらずに、和紙などで壁面作品に仕上げた創作花もあり、来場者はさまざまな表情を見せる生け花の美しさに浸っていた。
ひと足早く春気分-池坊県支部が合同初生け花展 (2009.1.19 奈良新聞) 華道家元池坊県支部・青年部合同初生け花展が18日、奈良市登大路町の奈良商工会議所で開かれた。テーマは「春待つ心はずませて」。スイセンやスイートピーなど早春の花々をあしらった作品が集まり、来場者はひと足早い春の雰囲気を楽しんだ。 同支部(奥村美知子支部長、約150人)は「生け花をもっと身近に」との思いで年に一度、同展を開催。「自然を生かす」との池坊の特徴に加え、親しみやすさを前面に出した作品を展示している。 今年は55人の作品と同支部内の青年部(中川聖子部長)の合同作品を展示。合同作品はチューリップやコデマリなど、かれんな花々をカジュアルな花器に生け、パステルカラーの風船などで演出し、会場の人気を集めた…
下関産の花アレンジ 18日のコンクール参加を 下関産の花を使った「フラワーアレンジ・コンクール」が18日、下関市のシーモール下関で開かれる。主催する市は参加者を募集している。コンクールは2部門で、高校生以上の一般の部(午前11時から50分間)と小中学生の部(正午から1時間)。対象はアマチュアで、フラワーデザインの有資格者や生花店勤務経験者などは参加できない。参加費は無料。コンクールでは各自に約20本の花を配り、その中から10本程度を自由にアレンジする。花器やハサミも主催者が用意する。 審査は、来場者の人気投票と審査員による総合評価。最優秀賞(各部門1人)にフラワーギフト券2万円分、優秀賞(同2人)にギフト券5000円分を贈る。アレンジした作品は、参加賞と一緒に持ち帰ることができる。参加希望者は13日までに住所、氏名、参加部門、年齢、電話番号を明記して、市農政課にFAX=083(231)1064=で申し込む。定員は各部門20人(応募多数の場合は抽選)。問い合わせは同課=083(231)1228。=2009/01/12付 西日本新聞朝刊=
新春伝統工芸士展:18人の100点紹介 備前であすまで /岡山 備前焼の伝統工芸士18人の作品計100点を紹介する「新春伝統工芸士展」が備前市伊部の備前焼伝統産業会館で開かれている。12日まで。入場無料。 備前焼は82年に国の伝統的工芸品に指定されたことで、実技と筆記試験を経て伝統工芸士に認定される。しかし、作家の間では制度への関心が薄かったうえ、多くの伝統的工芸品が12年以上の実務経験で受験資格が得られる中、備前焼は独自に40年以上としたため、受験者も少なかった。昨年度に30年以上に改正するなどしたところ、12人の新たな伝統工芸士が誕生した。 展示作品は花器、食器、酒器、茶器などの器類や、えとの牛の置物など。酒器だけでも伝統的なぐい飲みやとっくりから、ビアマグ、焼酎サーバーなどまで多彩な用途の器が並んでいる。兵庫県相生市から訪れた60代の夫婦は「備前には毎年、何度か来ている。伝統工芸士の制度は知らなかったが、展示作品はどれもきちっとして美しい。新年からいいものを見せてもらった」と満足そうだった。 作品の大半は即売している。問い合わせは同会館(0869・64・1001)。14~19日には同所で国・県指定重要無形文化財展がある。【小林一彦】
アートの窓:16人が多彩な表情「信楽陶〓会展」 新春恒例の新作展 /滋賀 信楽焼の伝統技法に基づきながら、現代的な作品づくりにも取り組む作家らによる、新春恒例の新作展。日本伝統工芸展を中心に活動する中堅作家らでつくる「信楽陶〓会」(加藤肇会長)の16人が出品し、多彩な表情を見せている。
作陶に託した「燃える人生」 飯塚市の64歳松尾無蔵さん 今年も日本陶芸展出展 陶芸の「実力日本一」を決める「第20回日本陶芸展」(2月下旬、審査結果発表)に、出展し続ける作家が飯塚市にいる。同市八木山に窯を開く松尾無蔵さん(64)。勤め先をリタイアして老後に備える同世代が少なくない中、「生きることは燃えること。燃えて感動を重ねること」と生涯現役を誓い、今月末の作品提出締め切りに向け創作に励んでいる。柔道四段の松尾さんにとって、作陶とは「格闘だ」と言う。投げられても、たたきつけられても立ち上がって相手に向かう。そうやって強くなった柔道での経験を、30歳で独学で始め、新たな技法や作風に挑み続ける自身の陶芸に重ね合わせる。日本陶芸展は1971年に始まり、2年に一度開催。35歳で初入選したのを皮切りに、入選はこれまでに計7回。
那覇で美術家・伊江隆人さん個展-琉球石灰岩を使った作品など70点展示 リウボウ7階美術サロン(那覇市久茂地1、TEL 098-867-1291)で1月2日より、美術家の伊江隆人(いえ・りゅうじん)さんの「自然賛歌・方言 伊江隆人展」が行われている。中略会場では、琉球石灰岩や貝、沖縄の新聞紙、布などを素材に、書と彫刻などを組み合わせたミクストメディア作品をはじめ、木版の代わりに発泡スチロールを用い琉球石灰岩の風合いを表現した版画作品、掛け軸、タペストリー、花器のオブジェなど約70点を展示する。作品には、沖縄の古い歌謡集である「おもろさうし(おもろそうし)」の中から沖縄の豊かな自然をうたった一節や、ざん(ジュゴン)、あーまん(ヤドカリ)など沖縄の生き物の方言名を、自作したアダンの根の筆などで躍動感あふれる筆跡で、自然への「賛歌」を表現したものが多い。そのほか、Tシャツ、カレンダー、スカーフなどのグッズも販売する。
備前焼の陶芸作家が夫婦で「里帰り展」-古代中国の造形テーマに サロン・ド・井筒屋U(福岡市博多区下川端町、博多リバレイン イニミニマニモ地下2階)のギャラリー&イベントスペースで1月2日から、「備前 -倭のくにの陶-」と題し、夫婦の「里帰り」作陶展が開かれている。 作陶展を開いているのは、小川一郎真(いちろしん)さんとおがわ檀(まゆみ)さん夫妻。共に陶芸を勉強していた大分県で知り合い、現在は岡山県で創作活動を行っている。檀さんの故郷である福岡では10回近く個展を開いているが、川端商店街の老舗、門田提灯店の長女である檀さんの故郷「博多」での作陶展は初めて。
散歩道:彩初窯市にぎわう--笠間 /茨城 笠間市笠間の笠間工芸の丘三館広場で新春恒例の「彩(いろどり)初窯市」(笠間焼協同組合主催)が開かれ、好天にも恵まれ、陶芸ファンらでにぎわっている。5日まで。 10回目となる今回は陶芸家や窯元ら過去最多の約70人が出店。食器や酒器、花器、湯のみなど多彩な新作5000点以上が並べられている。特別企画展として「新春花の器展」のほか甘酒の無料サービスもある。【小林昭雄】毎日新聞 2009年1月4日 地方版
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